最近、ちょっとハマりかけているのが森岡毅さん。
USJ復活の立役者と言われている、有名なマーケッター。
世間からすると今さら的に、私が食いつくのが遅いのだと思いますが。
分析が好きな人のようで(だからマーケッターなんでしょうが・・)、当たり前のこともさらに腑に落ちる話し方で目からうろこの連続。
私が目からうろこに感じるのは、その「解釈と伝え方」の部分。
高卒採用、中途採用を支援する事業を中核に行っている自分が企業目線で見ると、
①少子高齢化、流出による人材難(社会構造)
②採用(集客・応募)
③育成(定着率向上)
この3つのテーマと常に向き合いながらの活動になります。
一方で、学生の若者とイベントや集まりなど、触れ合う中で感じることは、
進学、就職という大きな流れの違いはあるものの、
①やりたいこと、又はやろうとしていることが明確な学生。
②何をしていけばいいのか分からない学生。やりたいことが分からない学生。
高校生からしてみれば、①の方が珍しく、大抵は②だと思います。
それが私たちが育ってきた教育環境においては普通かなと。単純に偏差値社会だったから。
分からない中でとりあえず就職する中で3年以内に、
①思ってのと違うからやめる。向いてないかも。
②やっているうちに楽しくなってきた。もう少し頑張ってみる。
のほぼ2拓。
企業からすると、辞められるのはとても痛いです。お金も心も。
小さなことでもいいから「自分の好きなこと」=「向いている仕事の種」を見つけることにより、
いい意味で定着の確率はあがるよな、なんて改めて考えさせられました。
昔から言われてて、当たり前かもしれないけれど、これは社会に出るまでに種を見つける必要がありますよね。
結局、企業側の③定着率にもろ関係してきますから。
好きの種を醸成しないと、求職側も企業側もなかなかハッピーの確立を上げにくいかなと。
人間、元々持っている本質的なものは変えられないかなと思う中で、
会社側が言う、いわゆる社員教育も、種を持っていた人には響くけど、そうじゃないと響かない。
そういう意味では、そもそもの採用段階でミスマッチの確立を下げることがやっぱり大事だなと。
手段的な話で行くと、スペック(給与や福利厚生)だけしか無い採用ページって大丈夫でしょうか?
ここは私も勉強中ですが、好きの種を育て、果実にする仕組みが、初期社員教育の本質なのかもしれないなと。
「会社は学校ちゃうで!」そんな声もよく聞きますが・・・。
ここで①の人材難が関係して、応募が少ないから欠員補充的になり、人の出入りも多くなり負のスパイラル。
自分に向いている仕事をどう見つけるか、理数が好きな人目線で定数と変数的思考で話される彼に、最近ちょっとハマってます。
https://youtu.be/nRzl3sJM3X0?feature=shared
深い愛情で子どもや若者に接せられる先生が言われていました。
サザエさんの番組を、社会の先生、国語の先生、理科の先生、数学の先生、体育の先生、音楽の先生などが解説すると、めちゃ面白い。
先生の解釈の仕方(視点)が違ってくるから面白いし、聞いている自分に刺さる先生も見えてきて、自分も見えてくるよ。と。
年を重ねるにつれ、その意味が分かってきた気がするようなしないような・・・。